ネコ日記

夜、ベッドの上でパソコンをパチパチやっていると、すっかり寝る体勢を整えたパールが寄ってきます。そばにきてくれるのは嬉しいのだけれども邪魔ばっかり。それでも、そんなパールを、ときどき尊敬してしまうことがあるのです。

なまけ者のわたしは、パソコンの操作をするのにショートカットを多用してしまいます。カーソルをメニューバーまで持って行く時間が、もったいないというか、面倒というか....。
ここ5〜6年は、マウスを使うことさえできなくなってしまいました。キーボードから手を放すのが・・・
とにかく、あり得ないショートカットを編み出したりしては、少しでも手早く作業をしようとしてしまうのです。


すぐにキーボードにのぼってくるパールが、変な文字を入れたりするのはいつものこと。ところが、謎のショートカットを使って画面サイズを切り替えたり、ファイルをアーカイブしてみたり、ユーティリティーを起動させたりするのです。
パールの足の位置を覚えて、まねしてキーを押してみても、そのショートカットはなかなか実現できません。いろいろなキーの複合を、それも一度や二度ではなく毎回のようにやってのけるので、そんなに難しいわけではないのかもしれないけれど、どうしてもパールのマネをすることができないのです（調べればよいのかもしれないけれど、なまけ者なので、ヘルプやマニュアルが読めません。。。）。

しかも、「もう一度やって」とパールを呼びよせると、ちゃんと同じことができるのが不思議です。。。
一体どうやって押しているのかしら？　肉球に秘密があるのかしら？？？


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今日は姉夫婦が遊びにきてくれました。
二人が遊びにくるとパールの暴れは倍増。パールにとっては、元気に飛び回ることが歓迎の印みたいです。
それでも今日は強烈だったので、途中で強制的にわたしのお部屋で静かにしていてもらいました。すると、シマ猫の鈴の音が・・・　きっと元気があり余っているのでしょうね。

姉夫婦（というより姉のご主人）が遊びにきてくれて、一番楽しいことは、このネコ日記でご紹介したことを、ご主人が実践してみるということです。

たとえば、パールをおとなしくさせる方法を使って暴れるパールをおとなしくさせてみたり、その2を使おうと試みてみたり、一緒にブラックホールの宝探しまでしたりして。。。
お忙しい中をついついお引き留めしてしまって（ごめんなさいね・・・）、申し訳のない気持ちもあるのだけれど、ご主人とパールの姿を見ると、いつも「この日記を書いていてよかったなあ」と感じます。

ご主人なりにパールの気持ちを分析してくれていたりして（？）、実はパールにとってのよき理解者は、母でもわたしでもなく、姉のご主人なのかもしれません。
パールも満足そうにしていました。


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ここのところ、パールが一回り大きくなりました。冬に入って毛が深くなったこともあるけれど、いままでの成長とは違ったかたちで、身体つきが“しっかり”としてきました。何だか突然大人になってしまったような感じです。

それもそのはず。食欲が、決して強いとは言えなかったパールが、モリモリとごはんを食べるのです。開封していないドライフードを置いておいたら（しかもパール用ではないのに）、袋をかじって、破ってしまいました....。



袋を開けると、パールは手を入れたりのぞき込んだりしていて、しまいには頭を入れて食べてしまいました。それも、袋からわざわざ出して、カウンターの上に並べて・・・

このフードはパールが普段食べているものとは違うのですが、相当気に入ったようなので、パールに食べさせてあげることにしました。
フードストッカーに入れると、食べ足りないパールは手を入れてフードを取り出し、おいしそうに食べていました。

いまのパールの体重は、きっと4kgぐらいだと思います。この分だと、あきらめかけていた目標5kgに近づけるかも！！


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以前から何度か書いてきたパールの去勢手術について。性格や環境などによって、ネコによっては手術をしなくても大丈夫な子もいるのだそうで、パールの手術は今日現在ではまだ予定がたっていません。手がつけられないほど凶暴化したり、スプレーがはじまるようになったら去勢手術を行いましょう・・・　ということになりました。

もうすぐ生後9ヵ月を迎えるパールは、とにかく暴れて暴れて....。小さい頃から暴れ回っていたので、近頃急に凶暴になったとか、そういう風には感じないのですけれど、時々本当に痛くて困ってしまうことがあります。
手首の辺りなんて、骨がゴリゴリと音をたてています（パールにあま噛みを期待するのはやめることにしました）。

一度飛びかかるとスッポンのように放してくれないパールは（昨日の3枚目の写真をご参照ください・・・）、腰を打とうが頭を打とうが、おかまいなしで食らいついてきます。
歩く度に左右の足に飛びかかってかみついてきたりして、とにかく粘り強いのです。自分の身体の痛みよりも、遊びに夢中になってしまうようです。いやむしろ、痛みを感じないほど興奮しているのかもしれませんね。

こんな風にパールが興奮しているときは、「そろそろ手術室行きかしら・・・」と母と話しているのですが、パールとしてはやっぱり遊んでいるだけみたい。
パールのこの暴れ方も本来の性格であるような感じで、小さい頃と全然変わっていません。。。
パールが手術室に入る日は来るのかしら・・・


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パールの朝一番のお仕事は、わたしを起こすことです。
わたしは朝がとても弱いのですが、目覚まし時計が壊れてしまって以来、朝は母とパールに頼りっきり。携帯電話のアラームには気づくのですけれどもね。。。
母がパールを連れてくると、たまに一緒に眠ってしまうことはあるのですけれど、たいていはすぐにベッドから飛び降りて、逃げるようにしてリビングに走って行ってしまいます。特に寒くなってきてからは、温かいところでくつろいでいたいのでしょうね。
そんなパールの行動を、寝ぼけながらも「なんで朝はきてくれないのかしら・・・」だなんて、昨日までは思っていました。

今朝、母がわたしのお部屋にパールをつれてきた三度目か四度目ぐらいのとき。母が「パールも大変ね。なかなか起きないお姉さんのために、何度も寒いお部屋に起こしにこないとならないのよね」と言っているのが聞こえました。
「・・・・。」
朝から罪悪感にさいなまれ、シブシブとベッドからおりて着替えをしました。
朝は自分の眠気との戦いなのですが、起こす方の立場を考えるととっても大変そう。パールはどんな心境なのかしら。。。



わたしがベッドに入るとき、先にパールがベッドの上で眠っていたりするときは、いつも起こしてしまいます。別のお部屋にいるときも、まぶたを腫らしたまま足下で座っていたり、バスルームの前で待っていると一緒にお部屋に向かうというような感じです。
そして一緒にベッドの上にのぼると・・・
パールの一日の最後のお仕事は、眠る前の一暴れなのです。

ほんの数分間だけですが、よほど疲れているときでない限りは、パールは必ず一暴れします。
昨晩も、眠くてフラフラになっているたったいま横たわろうとしているわたしをベッドの下からねらい、飛びかかってきたかと思うと胸の辺りに張り手をしてきました。続いて顔に飛びかかってきたり、首の辺りをタックルしてきたり（ひじをベッドに打ちつけてしまい、しばらくじんじんしていました）・・・
その後スッと姿を消したかと思うと、遠くの方でかすかにカリカリという音が。ごはんをほんの一口だけ食べから戻ってくると、今度はおとなしくお布団の中にもぐって眠りはじめます。

朝はなかなか起きられないわたしと夜はなかなか眠らないパール。お互いさまなのかもしれませんね。
どちらがよいのかわかりませんが、少なくともわたし自身がパールとは正反対の体質なのだということがわかりました。


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今日の東京も一日寒かったのですが、明日からはぐっと冷え込むのだそう。
バルコニーにはかなりの重装備で出て行くのですが、動いて暑くなると一枚ずつ脱いで行っては、お部屋の中にポイポイとコートやセーターを投げ入れていました。

すると、すかさずパールはコートの上に....。このコート、パールがやけに気に入っていて、すぐに上に乗ってゴロゴロとしてしまうのです。
バルコニーに出ようと思っても、パールが寝込んでいるのでなかなかどかせられません。そんなときは、みかんでおびき寄せたりして、パールが席（？）を立ったスキを見計らって、コートをうばい返したりしています。
パールには冬用にホットカーペットを用意したのですが、それよりもコートの方が気に入っているみたい。



バルコニーで育てている数々の植物の中でも、母はアボカドのことが気になっているようです。このアボカドは、今年で二度目の越冬。5℃を下回るとよくないのだそうで、冬に枯れてしまうことが多いのだそうですが、昨年の冬を無事に乗り越えて、いまでは高さも2メートル近くになりました。
寒くなってからは毎日のように母が「養女（アボカドの名前）が・・・　養女が・・・」と心配しており、明日からの冷え込みに備えて、お家の中に入れることにしました。

母と二人でアボカドをお家に入れると、やっぱりパールがやってきました。飛びついて葉を一枚破ってしまうと、母は「あぁぁ。。。。」と声にならない悲鳴をあげていました。

このアボカドは、幹（というほど太くないのですが）から枝分かれして、二本の枝が伸びています。「この枝が折れたら泣いちゃうわ」と言う母は、すでに涙目でした。。。
アボカドを非難させたものの、気がつくとパールはアボカドの横に置いてある椅子に乗って、葉をバサバサとゆらしたり、ボーッと眺めたりしていました。

毎年冬になると、養女とパールの格闘が恒例になるのかもね。。。


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最近、大切なものがよくなくなります。もちろん犯人はパール。
少し高いところにのぼって目をこらして様子をうかがい、面白そうなものがあるとパッと飛び降りてきて、奪って行ってしまうのです。

身体が大きくなって力がついてきたせいか、みかん（ネコにとっては結構な重さだと思うのですが・・・）までゴロゴロと転がして、あらぬところに置き去りにされていたり....。わたしのものも、こんな調子でどこかに持って行っているのでしょうね。

お家の中には、パールの宝物の隠し場所がいくつかあります。
ベッドの下、キティハウスの中、かまくらハウスの中、カーテンの陰・・・そのほかにもいろいろ。
そしてブラックホールとなっているのが、ピアノの下とリビングのじゅうたんの下、ソファの下のようです。わたしが把握している以外にも、ブラックホールはまだありそうな感じ。

←じゅうたんの下にはわざとおもちゃを入れています。どうやら、一度入れてしまったおもちゃを無事に救出できるときが、パールにとっては喜びのようです。トカゲのような格好をして手を伸ばし、自らもぐって行っておもちゃの捜索をしています。

じゅうたんが少しふくらんでいると思ってめくってみると、ストローやペットボトルのキャップ、ペン、紙くず・・・　そんな類のものがたくさん出てきます。

ところが、大切なものだけはなかなか見つかりません。
パールがどこまで理解しているのかはわかりませんが、指輪とかペンダントヘッドとか、わたしが身につけているものはブラックホールに入れてしまうのです（悲）。
この間もパールと一緒にソファの下を探してみましたが（というか、わたしは手が入らないので単なる助手で、捜索はパールにお任せしています）、結局指輪を取り出すことはできませんでした....。
本当に困っているので、パールにはがんばってほしいのですが、一仕事終えたパールは、満足そうに目を細めたりしています。

年末の大掃除のときには、なくなってしまって困っているものがたくさん発掘されるのだと思います。恐るべしブラックホール・・・


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外出先からお家に電話をかけたり、帰宅した直後などに、よく母から報告を受けます。「今日はパールと一緒にみかんを食べたのよ」とか、「今日はパールと一緒にバルコニーで日向ぼっこをしたのよ」などなど。

先日はこんなことを言われました。
「今日はパールと一緒にお花を植えたのよ」と母。わたしは「へえ、そうなんだ。パールよかったね。」と答えながら、鉢にお花を植えている母の背中にパールが飛びついているところを想像しました。そのときにハッと気がつきました。
パールはバルコニーで野放しだったっていうこと？？？

よくよく聞いてみると、母はどうやらパールにハーネスをつけて、遠くへ行かないようにとリードを椅子に引っかけて、リードが届く範囲内を自由に歩かせていたのだということがわかりました。

そんな母は、この間まで「パールが自分の足で歩いてしまったらお外に出たがるようになってパールがかわいそうだから、バルコニーには抱いていってあげるようにしましょう」だなんて言っていたんだけれど....。
自分でルールを決めておきながらも、ついつい甘やかしてしまう（というか自分が一緒にお外に行きたくなってしまう）のが、母のかわいいところでもあるのですけれどね。

今日は夕方になってからバルコニーに出てみました。窓を開けているとパールがお外に出てしまうので、母を見習って（？）わたしもパールにハーネスをつけて、リードを椅子に引っかけてみました。
自分の作業に集中してしまい、パールにはさほど気を配ってはいなかったのですが、パールを見てみると、あちこちにの鉢の中に手を入れたり、花びらを落としてみたり、もっと先に進みたいのにリードが足りなくて前に進めない・・・　というような感じで、一人で自由に歩き回っていました。
満足したパールは自主的にお部屋に戻って行き、ゴロゴロ転がりながら眠ってしまいました。

たまには、こんな風にして遊ばせてあげるのもいいなあと思いました。


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ここのところ深夜に帰宅する日が続いているせいか、パールがやけに甘えてきます。興奮しすぎて暴れ方も激しいのですが、トイレに行っても、パールがひざの上にのぼってきたりして....。
パールが眠っている間にちょっと物をとりに立ち上がるだけでも、ガバッと目を覚ましてかけ寄ってきたり、ベッドの上で暴れ回っていても、クルッとこちらを向いてかけ下りてくるのです。それも、大好きなシマ猫を放り出して・・・

わたしのお部屋で一緒にいると、パールはシマ猫をくわえてベッドにのぼり、ペロペロとシマ猫の身体をなめています。
そんな姿を見ると、以前飼っていたネコたちが、お互いの身体をていねいになめて、仲良さそうに眠っている光景を思い出してしまいます。

以前飼っていたクロネコのザンが亡くなったとき、残されたナンは、必死になってザンを探していました。目の前にザンの身体が横たわっていても、それがザンだということがわかりませんでした。
普段は耳にしないような変な声で鳴いていて、家中を、クローゼットの中まで潜り込んで行って、長い時間をかけて探しているのです。
その悲しい声がやんだときには、ナンは、ザンがよく乗っていたクッションの上で疲れた顔をして眠っていました。ザンの匂いが一番強く残っていたのでしょうね。。。
それ以来、あどけなかったナンの顔が、少し憂いだ感じの顔に変わりました。ナンが以前にも増して甘えてくるようになったのも、ザンの死がきっかけでした。

このときに、ネコ同士の気持ちのつながりが存在することを実感しました。
だから、シマ猫をまるで兄弟のようにかわいがるパールを見ると、「パールは寂しいのかもしれないな」と、悲しいような、かわいそうなような、そんな気持ちになってしまいます。
本当は、もっとわがままに甘えたり、じゃれたりしたいのかもしれません。

出かけて行くときには、パールは必ずと言ってもよいぐらい、お玄関まできて見送ってくれるのですが、いつも上目づかいでわたしの顔を見上げて、寂しそうな表情をしています。
もう扉を開けて出かけようとしているのに、パールの目を見るとどうしようもなく切ない気持ちになって、何度も引き返しては、声をかけたり、頭をなでたり。。。
時々パールが肩を落としてトボトボとリビングに戻って行く姿を見るときは、なんだかもう二度とパールに会えないような、寂しい気持ちになってしまうこともあるのです。

先日母が、「かわいい妹を見つけてあげるからね」とパールに話しかけていました。それが母の本心なのかと問われると、すぐにパールの妹を迎えようと、真剣に考えているわけではありません。現実的には、ネコをもう一匹迎えることが、簡単なことではないからです。。。
シマ猫を大切にしていたり、夢中になっていることを放り出してまでわたしたち家族のそばについこようとするパールの様子が、母にこんなことを言わせてしまったのだと思います。
この言葉を聞いて、母も同じことを感じているんだということがわかりました。

今週末は、パールをたくさんかわいがって、安心させてあげたいと思います。


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寒くなってきたせいか、パールの被毛が深くなり、一回り大きくなってきました。
抱き上げてもフカフカで、パールの顔に頬を寄せると、以前よりも気持ちよく感じます。温かくて眠気が・・・

最近のパールは、以前にも増してあちこちに移動するようになりました。どうやら本格的に温かいところを探しはじめたみたい。身体を温めて暑くなると、少し涼しいところへ行って、また寒くなると温かいところへ移動して・・・　と、ちょうどよい温度の場所に移動しているのだということがわかりました。


お気に入りのソファの横のカバーの下の空間も、今日はパールと一緒に顔だけ入れてみたのですが、これがすごく温かくてびっくりしました！　床暖房の上に垂れたカバーの内側は、ちょっとしたこたつ状態になっていました。
ソファカバーの下が暑く（？）なると、床の上（もちろん床暖房が効いている部分）に横たわって、ゴロゴロしはじめます。

そこが暑くなると、今度は床暖房が効いていない部分に移動したり、寒〜いわたしのお部屋のベッドの上に行ったりして....。
あちこちに移動しては、静電気をバチバチ言わせながらゴロゴロしているのです。

日が沈むと、わたしのお部屋は寒気に襲われます。今日はヒーターをつけようとスイッチを押したところ・・・　パールに何度も落とされてしまったせいか、またもやリモコンが壊れてしまいました。
ベッドの上にいたパールと目が合うと、ばつが悪いのか出ていってしまいました。その後に聞こえた母の奇声（パールをかわいがる声）に誘われて母のお部屋に行ってみると、パールはちゃっかり母のお布団の上でくつろいでいました....。
わたしもパールみたいに、温かいところへ移動したいな。。。


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